夏はお祭りに花火大会と浴衣(ゆかた)の出番も多い季節。
女性の浴衣姿もとても綺麗ですが、男性の浴衣も男らしく風情があるものです。

今回は、男性の「浴衣の基本」を紹介していきたいと思います。
まずは、最初におさえておきたい浴衣の基本アイテムから見ていきましょう。
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浴衣の基本
揃えておきたい、基本アイテム
浴衣(ゆかた)
浴衣(ゆかた)は、涼しい素材で作られた夏用の和装です。
着物(きもの)との違いとしては、浴衣はカジュアルに着用でき、着付けも簡単にできるのが特徴です。
まず最初に、気に入った色・柄の浴衣を見つけましょう。
浴衣(ゆかた)は全体の印象を決めるので、自分らしさのあるものを選んで。

浴衣 サイズの選び方
身丈表記を見てサイズを選ぶ方法
基本的に浴衣は身幅を心配する必要はありませんが、着丈に気を付けてサイズを選ぶと良いです。
ネットで浴衣を購入する場合は、身丈の数字が身長よりも25~30cm短い記載サイズを選ぶようにしましょう。
試着してサイズを選ぶ方法
店舗などで試着してサイズを選ぶ際は、帯を締めずにバサッと羽織った状態で着物の裾が床に触れるか触れないかくらいの長さ がちょうど良いサイズ感になります。
帯(おび)

帯は浴衣との相性を考えて色柄を選びましょう。
浴衣と帯は「柄×柄」で合わせるとこなれて見えます。難易度が高いかな・・・と感じる人は「柄×無地」や「無地×無地」の合わせももちろんOK!
結び方については、記事後半にて紹介しているのでそちらも参考にしてみてください。
まずは、帯には素材が異なる2種類があるので特徴を紹介していきたいと思います。
1. 兵児帯(へこおび)
兵児帯(へこおび)は柔らかい素材が特徴の帯です。
扱いやすく結びやすいため、初心者さんや不器用な人におすすめです。
カジュアルでラフな印象に仕上がります。

2. 角帯(かくおび)
角帯(かくおび)は「帯」と言うと多くの人が最初に思い浮かべるタイプの帯です。
パリッとした硬めの質感が特徴で、綺麗めで大人っぽい印象に仕上がります。
先ほど紹介した兵児帯よりも本格的な結び方をする必要がありますが、近年では初心者向けに簡単に付けれる角帯も増えてきました。
自分で結べるか自信のない人は ワンタッチ角帯 を選ぶようにしましょう。

下駄(げた)
下駄(げた)は一足持っておけば長く履くことができます。
種類がいくつかありますが、高さのないものが歩きやすくおすすめです。

信玄袋(しんげんぶくろ)
信玄袋(しんげんぶくろ)はバッグの役割をしてくれる巾着で、お財布やスマホを入れるのにあると便利です。
着こなしのアクセントにもなる一石二鳥のアイテムです。

コーディネートに自信が無い人には「浴衣セット」がおすすめ!
浴衣初心者さん、コーディネートが苦手な人、時間をかけれない人には浴衣セットがおすすめです。
浴衣セットはお手頃な価格で販売している事が多いため、浴衣に初めて挑戦する初心者の人におすすめ。
自分では選びにくい柄や色物にも気軽にチャレンジでき、トータルコーディネートを楽しむ事が出来ます。

本格的に着るために揃えたいアイテム
腰ひも(こしひも)
帯を締める前に浴衣を仮留めするための重要な役割があるのが、腰ひも(こしひも)です。
腰ひもがあるのとないのとでは帯の結びやすさも全然違うので、ぜひ揃えておきましょう!

肌着
いつものTシャツに浴衣を羽織るという男性も多いですが、浴衣用の肌着は浴衣からはみ出しにくく作られているので、毎年浴衣を着る人は揃えておいて損はありません。
和装用の下着は、襟元が深いネックになっており、浴衣の襟からのぞきにくい仕様になっています。

肌着があると、夏の暑い季節にも汗を吸収し風通しを良く保ってくれるため、浴衣が体にへばりつくのを防止してくれます。
汗を良く吸ってくれる綿100%のものを選ぶのがおすすめです。
ひとりで着れる、浴衣の着方
それではここから、浴衣の着付け方法を見ていきましょう。
浴衣を着る際にまず気を付けたいことは、必ず「自分から見て左側の衿が上」になるように着ましょう。
「自分から見て右側の衿を上」にするのは縁起が悪いとされているため、知っておくようにしましょう。

また、浴衣を着る時のサイズ感は、基本的に少し短めかな?と思うくらいが理想です。
帯を締めた状態では、裾の長さは足のくるぶしが隠れるか隠れないかくらいになるように着付けしましょう。
袖は、斜めに手を下ろした状態で着物の袖が手くるぶしより少し短めくらいになると着こなしが綺麗に見えます。
引用: 男着物の加藤商店
兵児帯の結び方
素材が柔らかい兵児帯(へこおび)は角帯よりも締め付け感が少なく楽に浴衣を着ることができます。
また、素材の特性上帯が結びやすく、結び方も簡単なので不器用な人におすすめです。
引用: 京染卸商業組合
周りと差がつく!メンズ浴衣カタログ
Rockey Monroe / ロッキーモンロー

Rockey Monroe (ロッキーモンロー)は、シンプルで洗練されたデザインが特徴のセレクトショップブランド。
品質にもこだわっており、大人の男性も楽しめるアイテムが揃います。
一見スタンダードにみえるデザインでも、ポイントとなるアクセントカラーが入っていたりとこだわりを感じるアイテムが揃います。
CavariA / キャバリア

CavariA (キャバリア)は、お洒落を楽しみたい20代から30代の男性に向けてリアルクロージングを提案するブランドです。
落ち着いたデザインの浴衣にカラー帯がセットになっていたりと、スタンダードながら粋なコーディネートを楽しめます。
安っぽい浴衣では満足できないという大人の男性向にもおすすめです。
ふりふ

ふりふは、着心地も涼やかな綿と麻の混素材で仕上がった浴衣が豊富。
無地から柄物まで色合いも幅広く揃っており、長く愛用できる優しい風合いが人気です。
スタンダードな無地ものはもちろん、左右で柄のデザインが違う珍しい浴衣も数多く揃います。
浴衣専門の新しいブランドで、長く大切に浴衣を着ていきたい人におすすめです。
おしゃれに着るなら揃えたい「小物」
周りと差を付けておしゃれに着こなしたい!という人も多いのではないでしょうか。
そんなとき、ぐっとオシャレに見せてくれるのが小物。では、どんなメンズ小物があるのか見ていきましょう。
帽子
ストローハットは浴衣をぐっとおしゃれにみせてくれます。
普段使いもできるので迷っているなら揃えて損はないはず!通気性が高い素材を選んで。

扇子
扇子は和風のもので揃えて。
暑いとき扇ぐのにも便利ですが、使わない時は帯に挿せば粋な着こなしに。

まとめ
いかがでしたか?
現代では和服を着ることはなかなかないので、いざという時のために知っておくと困りませんね!
浴衣の基本から帯の結び方など、参考にしていただければ幸いです。ぜひ色々と予習して、素敵な夏のイベントを過ごしてくださいね!
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